幼少期 私は1965年、北海道の道東にある小さな町の農家に次女として生まれました。 5歳の時に今も住んでいる札幌に引っ越してきましたが、小さい頃の暮らしは、あまり楽しい幸せなものではありませんでした。 その理由は父の酒乱です。 父は酔うと人が変わり母にいつも暴力を振るいました。 夜中に父の怒鳴り声と母が泣く声で、目覚めた事が何度もあります。 寒い真冬の夜にパジャマ姿で雪の中を裸足のまま逃げる母を見た時は、まだ小学校の低学年だった私は、「早く大人になりたい!強くなって母を守りたい!」と心から思いました。 両 ...